身体の声を聴く

ハワイから戻り、翌日からは那須で行われた音楽・演劇・アートetc.の複合イベント
スペクタクル・イン・ザ・ファームに泊まりがけで参加と(これ、めちゃめちゃ楽しかった!)
頭の中がすっかり平和ボケな毎日。どうも、わたしです。


さて、オーラソーマ的探究のひとつに「内なる声を聴く」というものがあります。

これは、色でいうとターコイズの質。
わたしたちは既に自分の内側にすべての答えをもっている、というテーマです。
「内なる声を聴く」ということは、つまり
自分のハートの声に耳を傾け、それを信頼しましょうということですね。


わたしは昔から、なにかというと
「どう思うか」「何を思うか」といった心の動きに注目する傾向があるのですが、
今年の年頭に横尾忠則さんにインタビューした際に
「いかにして感情にのみこまれずにいるか」というお話を伺ったのをきっかけに、
「感情よりも感覚」という方向に少しずつ変わってきています。

もちろん、感情を否定しているわけではありません。
ただ、放っておくと、感情に翻弄されがちなので
(このへん、ものすごく女子っぽいのー。笑)
感情にのみこまれて、あれこれうだうだぐずぐずとなる前に
身体に判断させちまおうぜ、というキャンペーンのようなものであります。


たとえば、月曜の朝に起きるのが面倒だなと思ったときに
「今日は月曜日か。ああ、いやだな。仕事がどーのこーの、ぐずぐず」
と、ベッドの中でごろんごろんしながら感情のスパイラルにはまる前に
「あーだこーだめんどくさいって思うこと自体が、めんどくさい!」
と、感情をバッサリ切り捨てて、スパッと起きる、というように。

普段の生活で、走るときもそうです。
走りたいと身体が感じていたら、走る。
身体が走るのをやめたがり始めると、スピードが勝手に減速していくので
それに従って徐々に動きをゆるめて、終える。
(まあ、マラソン大会のように距離も時間も決まっている場合はそうはいきませんが)

そもそも、わたしが今年の春から走り始めたのも、
そんなふうに「感情よりも感覚」に意識を向けるようになったのが根本的なきっかけでした。
走るのなんて大嫌い。だけど、身体は走ることを求めている。
だから、走ってみたら、意外と走れることがわかって、楽しくなってきた。
そんな感じ。


身体の声に耳を傾ける。
身体がしたいように、させてあげる。


そうすると、もともとが「カラスの行水」タイプだったのに
毎日ちゃんとバスタブに浸かることを身体が勝手に選択するようになってきたりもします。

毎日ちゃんとバスタブに浸かるほうが、美容と健康にいいのは知っている。
けれど、いちいちお湯をためたり、バスタブを洗ったりするのがめんどくさい。
だから、バスタブに浸かるという習慣から遠のく。

という状態だったのが、

身体がバスタブに浸かりたがっている。
だから、バスタブを洗い、お湯をためる。

と、行動も心の動きも非常にシンプルな方向に変わっていくんですね。

これは面白い。

先日ハワイに滞在していたときも、毎日しっかりバスタブに浸かってました。
しっかりといっても、ほんの数分なんですが。



ぐるぐるぐちゃぐちゃ考え始めると、身も心もどんどん重くなっていきます。
感情も感覚も、同じ「内なる声」。大事なのはそのバランス。
感情過多になりすぎないように、身体の声に従って、シンプルに、軽やかに。
今は、そんなスタイルを意識しています。



次の目標は、
「お腹がいっぱい、と身体が感じたら食べるのをやめる」という
”身体の声を聴くダイエット”。

…これ、人によっては当たり前の生活習慣なんだろうけど……^^;
「うまい白米は別腹」を自認する超食いしん坊なわたしに可能なんでしょうか?(笑)
ちょっと、実験的にスタートしてみたいと思っています(笑)。


ハワイの空
ある日のハワイの空。